著者：大久保美春

発売日：2008/09/10

ページ数：306頁

判型：四六判

ISBN：978-4-623-05252-3

出版社：ミネルヴァ書房



日本の美に魅せられた、現代建築の巨匠、その光と影 伝統にとらわれず、自由な発想で次々と建築を生み出したライト。本書では、彼の美学、建築哲学に及ぼした日本文化の影響に光を当てながら、建築の限界に挑んだ「奇才」の源泉を探る。

第8回島田謹二記念学芸賞 受賞。



目次



はじめに

ライト家略系図

関係地図

ライトの来日と帝国ホテルに関する年表

凡　例

第一章　幼少年時代

１ ライトの家系

２ 息子を建築家に

３ 建築の勉強

第二章　シカゴ時代

１シルスビー事務所

２サリヴァン事務所

３日本の美術品

４アーツ・アンド・クラフツ運動

５日本への関心

第三章　第一の黄金時代

１プレーリーハウスの誕生

２日本への旅

３ユニティンプル

４富豪からの注文

第四章　試練の時代

１ヨーロッパへの旅立ち

２アメリカへの帰国

第五章　帝国ホテル

１ホテルの受注まで

２日本への捧げ物

３ホテルの建設に関わった人々

４ホテルの評価

５降り掛かる災難

６帝国ホテル以外の作品

第六章　失意の時代

１カリフォルニアへ

２タリアセン帰還

３タリアセンからの追放

４国際様式の登場

第七章　第二の黄金時代

１落水荘

２ジョンソン・ワックス本社ビル

３ユーソニアンハウス

４プライスタワー

５グッデンハイム美術館

終章　ライト建築と日本

１日本の美学

２建築の創作

３ライトと自然