著者:マルティン・H・ユング 訳者:菱刈晃夫、木村あすか 発売日:2017年8月10日 ページ数:292頁 判型:四六判 ISBN:978-4-86285-260-1 出版社:知泉書館 宗教改革はルターに負っている。彼なくして宗教改革は起きなかったが、彼一人では改革は実現できなかった。改革を実現するためにはドイツとヨーロッパの多くの地域に存在した支持者や後援者が必要であった。開拓者としてエラスムスやロイヒリンなど人文主義者が活躍し、チューリヒのツヴィングリ,ジュネーブのカルヴァンをはじめ、多くの説教者、聖職者と修道士が精力的に働き、また批判者としてエックやレオ10世が登場する。 カール5世やフリードリヒ賢公など大勢の政治的関係者、女性ではルターの妻やカタリーナ・ツェル、改宗したユダヤ人、さらにはクラナッハなど芸術家が宗教改革の思想を広めた。 とくにルターがユダヤ人にどう対応したかなど、われわれが知らない当時の問題を通して、ユダヤ人問題の根深さが今更ながら浮き彫りにされる。 本書は他の宗教改革伝記集と違い、有名無名の区別なく宗教改革史にとって重要な人々が紹介される、しかし本書は単なる伝記の寄せ集めではなく、一つのまとまった宗教改革の歴史叙述として織り上げられた。宗教改革500年を迎えて他に類のない、一般読者向けの最適な概説書である。 宗教改革を生きた人々-神学者から芸術家まで- 型番 9784862852601 ポイント 176pt 販売価格 3,520円 購入数 shopping_cartカートに入れる mail_outline この商品についてお問い合わせ ツイート error_outline 特定商取引法に基づく表記 (返品など) share この商品を友達に教える undo 買い物を続ける forum レビューを見る(0件) rate_review レビューを投稿