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デンマーク近代化の中からキリスト論を読み直す
従来キルケゴールの体系批判はヘーゲル批判と結びつけられてきたが、実はハイベアやマーテンセンといった同時代のヘーゲル主義者に向けられていたのだ。彼らはデンマーク社会が直面した自由主義的要求に各様に応答したが、キルケゴールは両者と異なっていた。その相違の核心をキリスト論に見出し、その理路を解明した俊英の力作。

【著者について】
かすみ・てるゆき氏は、1981年生まれ。立教大学大学院キリスト教学研究科博士課程後期課程修了(博士[文学])。現在、立教大学兼任講師。論文に、「ハンス・ラッセン・マーテンセンにおける「受肉」の教義について」、『新キェルケゴール研究』、第19号(2021年)他。共訳書に、ジョン・スチュワート著『キェルケゴールは反ヘーゲル主義者だったのか?』(萌書房、2023年)。


著者:鹿住輝之
本体価格:4,500円(10%税込定価: 4,950円)
サイズ:A5判 300ページ
ISBN:978-4-400-31097-6 C1016
発行年月:2024/1/24

キルケゴールのキリスト論

型番 9784400310976
ポイント 247pt
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