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品番/ISBN: 9784062924092
メーカー/出版社: 講談社
著訳者: セーレン・キェルケゴール:著 鈴木祐丞:訳
発売/発行年月: 2017年4月
判型: 文庫(A6)
ページ数: 296

実存主義の祖セーレン・キェルケゴール(1813-55年)の主著、待望の新訳!

「死に至る病とは絶望のことである」。

──この鮮烈な主張を打ち出した本書は、キェルケゴールの後期著作活動の集大成として燦然と輝いている。

本書は、気鋭の研究者が最新の校訂版全集に基づいてデンマーク語原典から訳出するとともに、簡にして要を得た訳注を加えた、新時代の決定版と呼ぶにふさわしい新訳である。

キェルケゴールは、本書の第一編で、まず人間を普遍的かつ非キリスト教的な視座から描き、人間の特定のあり方が「死に至る病」としての「絶望」であることを明らかにした上で、絶望がさまざまな仕方で具現化されるさまを見ていく。

そして続く第二篇では、キリスト教的な視座から人間を改めて捉え直し、その考察を通して、心理学的な概念である「絶望」がキリスト教的な概念である「罪」に変質していくことを指摘する。

そうして、その罪がさまざまな仕方で具現化されるさまが描き出されて本書は閉じられる。

講談社学術文庫 死に至る病

ポイント 126pt
販売価格 1,265円
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