【出版社】新教出版社
【著　者】在日本韓国YMCA：編
定価 2640 円（本体 2400 円＋税）　　四六判・並製・204 頁　　

パレスチナに学び、パレスチナとともに闘う交差的な解放闘争に向けてーーー　　

日・韓・在日を架橋する運動体にして、2006 年からパレスチナとの交流事業を継続してきた在日本韓国 YMCA が 2021 〜 22 年に主宰したオンラインティーチインが待望の書籍化。差別の複雑な実態を把捉し、それ
に対する解放実践にインスピレーションを与える 交インターセクショナリティ
差 性 の概念によって、パレスチナをめぐる抑圧と抵抗の歴史を再照射し、ありうべき連帯の可能性を開示する。フェミニズム、批判地理学、パレスチナとアメリカ黒人解放闘争との接点、クィア理論、シオニズムの神学的批判など先鋭的な視角からなる８本の論考が詰め込まれた、交差的な知と実践の道具箱。

主な目次
第1章　パレスチナとの交差を見つけ出すために　　　　　　　　　　　　
　　　　　 　――交差的フェミニズムと連帯の再検討　金城美幸
第2章　パレスチナと資本主義による略奪　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　 ――「占領のロジスティクス」という視座から　北川眞也
第3章　アメリカ黒人解放闘争とパレスティナとの連帯　　　　　　　　　
　　　　　　 ――テキストとアートで辿る闘争の経路　阿部小涼
第4章　パレスチナと性／生の政治　保井啓志
第5章　パレスチナの歴史的鏡像としての在日朝鮮人　　　　　　　　　　
　　　　　　 ――私が私たちになるために　中村一成
第6章　パレスチナと日本の社会運動　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　 ――日本赤軍の行動の軌跡に即して　太田昌国
第7章　ジェンタイル・シオニズムとパレスチナ解放神学　役重善洋
第8章　パレスチナと共闘するための宗教　早尾貴紀

東エルサレム YMCA、パレスチナ YWCA による共同プログラムのディレクター、ニダル・アブズルフ氏のメッセージも収録！