品番/ISBN: 9784909871343 メーカー/出版社: ヨベル 著訳者: 金子晴勇 発売/発行年月: 2021年6月 判型: 新書 ページ数: 264 霊性の深まりと共に拓かれていった神秘思想、神学体系の構築など、キリスト教思想が大きく花開いたこの時代を探訪! ヨーロッパにおける諸聖人の頂点に立つフランチェスコについて「聖性とは焼き尽くされた偉大さである」と言われる。この偉大さは人間的要素が燃え尽きた状態であって、自己否定の上に授けられた霊性の特質である。 キリスト教信仰においては自己否定は「無から有を創造する神の行為」に一致して起っているのに、フランチェスコの場合には「偉大が額の上に戴く冠を聖者はおろす」と言われる。この偉大さをおろす行為が微光のようにように輪になって残っているばかりか、徳行として惜しみなく人々に施されるのである。(本文より) 著者紹介 金子晴勇(かねこ・はるお) 1932年静岡生まれ。1962年京都大学大学院博士課程中退。67年立教大学助教授、75年『ルターの人間学』で京大文学博士、76年同書で日本学士院賞受賞。82 年岡山大学教授、1990年静岡大学教授、1995年聖学院大学客員教授。2010年退官。 主な著書:『ルターの人間学』(1975)『アウグスティヌスの人間学』(1982)、『ヨーロッパ人間学の歴史』(2008)、『エラスムスの人間学』(2011)、『アウグスティヌスの知恵』(2012)、『知恵の探求とは何か』(2013)、『キリスト教人間学』(2020)、『わたしたちの信仰』(2020)、『人文学の学び方』(2020)、ほか多数 主な訳書:アウグスティヌス著作集 第9 巻(1979)、ルター『生と死の講話』(2007)、ルター『神学討論集』(2010)、エラスムス『格言選集(2015)、C. N. コックレン『キリスト教と古典文化』(2018)、エラスムス『対話集』(2019)ほか多数 キリスト教思想史の諸時代3 ヨーロッパ中世の思想家たち 型番 9784909871343 ポイント 66pt 販売価格 1,320円 購入数 shopping_cartカートに入れる mail_outline この商品についてお問い合わせ ツイート error_outline 特定商取引法に基づく表記 (返品など) share この商品を友達に教える undo 買い物を続ける forum レビューを見る(0件) rate_review レビューを投稿