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【出版社】NHK出版
【著 者】若松 英輔
【発売日】2021年9月
【判 型】新書判
【頁 数】240

神とは、死とは、信仰とは、どういうものか? 
八百万神と一神教は矛盾しないのか? 


批評家にして詩人、そしてNHK「100分de名著」最多出演の指南役を務める著者が、自身と共通点も多いキリスト教文学の大家の作品から、「日本人とキリスト教」を考察する意欲作。本書の軸になるのは、遠藤最後の長編『深い河』。著者はこの作品を「遠藤周作一巻全集」と呼ぶべきもので、遠藤の問いがすべて凝縮されている重要作と語る。神、信仰、苦しみ、霊性、死について……。それら一つ一つを章タイトルに据え、登場人物の言動を丹念に追いながら、そこに『沈黙』や他作品を補助線として用いることで、遠藤や著者自身はもちろん、多くの日本人キリスト教者が追究した大テーマ「日本的霊性とキリスト教の共鳴」を可能にする。


目次
第1章 神について
第2章 信仰について
第3章 秘密について
第4章 なぐさめについて
第5章 聖書について
第6章 霊性について
第7章 出会いについて
第8章 苦しみについて
第9章 死について
第10章 沈黙について

著者プロフィール
若松 英輔(ワカマツ エイスケ)

批評家、東京工業大学教授。1968年新潟県生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。著書に『イエス伝』『叡知の詩学』『内村鑑三』『14歳の教室』『詩と出会う 詩と生きる』『「生きがい」と出会うために』など多数。

日本人にとってキリスト教とは何か
遠藤周作『深い河』から考える

型番 9784140886625
ポイント 48pt
販売価格 968円
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