出版社 : 集英社クリエイティブ (2020/3/5) 発売日 : 2020/3/5 言語 : 日本語 単行本 : 256ページ ISBN-13 : 978-4420310888 寸法 : 13.1 x 1.7 x 18.8 cm チベット人の真意を映す映画を撮影したことで、中国で囚われの身になり、獄中で「国際報道自由賞」を受賞したドゥンドゥップ・ワンチェン。 インドのダラムサラで道端のパン売りから始め、ついにはアメリカに亡命して、家族を養い、夫の釈放を待ち続けた妻ラモ・ツォ。 この夫婦と4人の子どもたちの、十年の軌跡を追ったノンフィクション。 2017年12月25日、あるチベット政治犯が、故郷のチベットからスイスを経て米国への亡命に成功した。 このニュースは、ニューヨークタイムズを皮切りに、驚きをもって世界中で報じられた。 男の名はドゥンドゥップ・ワンチェン。2008年、北京五輪開催直前に、チベット人にインタビューした映画『恐怖を乗り越えて』をつくり、国家分裂扇動罪で懲役6年を宣告された。 作品は世界中で上映され、彼は獄中にいながらにして「国際報道自由賞」を受賞する。 しかし、拷問をふくむ過酷な獄中生活を終えたのちに彼を待っていたのは、軟禁生活だった。 一方、夫の活動について何も知らなかった妻ラモ・ツォは、チベット亡命政府のあるインド・ダラムサラで夫逮捕の知らせを受け取り、難民となった。 読み書きのできなかった彼女は、道端のパン売りから始め、子どもたち4人とともにしなやかに逞しく生き抜いていく。 家族は、再び共に生きることができるのか――? チベット文化に魅かれて滞在していたインド・ダラムサラで、道端でパンを売るラモ・ツォに出会い、彼女とその家族を十年間追い続けた著者のデビュー作。 【著者プロフィール】 小川真利枝(おがわ・まりえ) ドキュメンタリー作家。1983年フィリピン生まれ。千葉県で育つ。早稲田大学教育学部卒業。 2007年テレビ番組制作会社に入社、2009年に退社し、フリーのディレクターに。 ラジオドキュメンタリー『原爆の惨禍を生き抜いて』(2017)(文化庁芸術祭出品、放送文化基金賞奨励賞)、ドキュメンタリー映画『ソナム』(2014/劇場未公開)、『ラモツォの亡命ノート』(2017)などを制作。 本作が初めての著作。 パンと牢獄 チベット政治犯ドゥンドゥップと妻の亡命ノート 型番 9784420310888 ポイント 164pt 販売価格 1,650円 購入数 shopping_cartカートに入れる mail_outline この商品についてお問い合わせ ツイート error_outline 特定商取引法に基づく表記 (返品など) share この商品を友達に教える undo 買い物を続ける forum レビューを見る(0件) rate_review レビューを投稿