NTJ新約聖書注解 第1、第2、第3ヨハネ書簡

型番 978-4-818410503
販売価格 6,600円(税込)
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【出版社】日本キリスト教団出版局
【著 者】三浦 望
【発行日】2020年4月30日


ヨハネ書簡の第一人者が日本語で書き下ろす、定評ある聖書注解シリーズ

ヨハネ福音書のキリスト論を受け継ぎ展開する、「ヨハネ共同体」に回覧されたヨハネ書簡。論敵との分離が共同体に与えた傷、その癒しと新たな一致の再構築を奨励する手紙を、日本におけるヨハネ書簡の第一人者が綿密に解説。ヨハネ書簡理解に有益な背景・知識も多数提供。

【目次】

全体の緒論

A.教会の伝統に伝えられるヨハネ書簡
B.ヨハネ書簡の形式・文体および特徴
C.著者問題
D.執筆年代と場所
E.ヨハネ書簡の研究史と方法論的変遷
F.「ヨハネ共同体」―テクストと共同体のアイデンティティ形成
G.紀元1世紀から2世紀に向けて―紀元2世紀という時代
H.ヨハネ書簡と典礼

第1ヨハネ書簡

緒 論
機ナ験悒献礇鵐
供ゥ謄ストの構造・構成
掘ゼ蟷罎亮紘状況
検ゼ紘意図―共同体の傷とその癒しのための説得
后タ棲愿特徴
此テ瓜代文書との関連・比較―死海文書、ナグ・ハマディ文書、
ユダヤ教外典・偽典、アレクサンドリアのフィロン、使徒教父文書

注 解
序文(汽茱1:1–4) 
第吃堯吻汽茱1:5–2:27)
1.神は光(汽茱1:5–10)
2.弁護者(パラクレートス)キリスト(汽茱2:1–6) 
3.新しい掟(汽茱2:7–11)
4.幼子たちよ、子どもたちよ(汽茱2:12–17)
5.キリストと反キリスト(汽茱2:18–27)

第局堯吻汽茱2:28–3:24)
1.神の子たちと悪魔の子たち―「罪」と「罪のなさ」(汽茱2:28–3:10)
2.互いに愛し合うこと(汽茱3:11–18)
3.神の御前でのわたしたちの心(汽茱3:19–24)

第敬堯吻汽茱4:1–5:12)
1.真理の霊と惑わしの霊(汽茱4:1–6)
2.愛の賛歌(汽茱4:7–10)
3.神の愛の全う、愛を実現する共同体(汽茱4:11–16a)
4.神は愛(汽茱4:16b–21)
5.世に打ち勝った勝利、イエスへの信仰(汽茱5:1–5)
6.神の証し、霊と水と血(汽茱5:6–12)

エピローグ(汽茱5:13–21)
1.永遠の生命(汽茱5:13–17)
2.真実の神(汽茱5:18–21)

第2ヨハネ書簡

緒 論
機ッ者問題
供ゥ謄ストの構造・構成
掘キ気よび競茱魯佑砲ける定型句表現の共通性について
検ゼ紘意図

注 解
1.初めの挨拶(競茱1–3)
2.愛の掟(競茱4–6)
3.惑わす者たちに対して(競茱7–11)
4.終わりの挨拶(競茱12–13)

第3ヨハネ書簡

緒 論
機ッ者問題
供ゥ謄ストの構造・構成
掘ゼ紘意図

注 解
1.初めの挨拶(轡茱1–4)
2.おもてなし(轡茱5–8)
3.悪ではなく、善に倣う(轡茱9–12)
4.終わりの挨拶(轡茱13–15)


目次

「NTJ 新約聖書注解」の刊行にあたって
凡 例

はじめに
日本語翻訳について/ユダヤ教聖典とLXXについて/コラム、トピック、補遺

全体の緒論

A.教会の伝統に伝えられるヨハネ書簡
B.ヨハネ書簡の形式・文体および特徴
C.著者問題
D.執筆年代と場所
E.ヨハネ書簡の研究史と方法論的変遷
F.「ヨハネ共同体」――テクストと共同体のアイデンティティ形成
G.紀元1世紀から2世紀に向けて――紀元2世紀という時代
H.ヨハネ書簡と典礼
   補遺1 新約聖書正典化とヨハネ書簡
   補遺2 使徒教父・教父たちによるヨハネ書簡の引用箇所

第1ヨハネ書簡

緒 論
機ナ験悒献礇鵐
供ゥ謄ストの構造・構成
掘ゼ蟷罎亮紘状況
検ゼ紘意図――共同体の傷とその癒しのための説得
后タ棲愿特徴
此テ瓜代文書との関連・比較――死海文書、ナグ・ハマディ文書、
ユダヤ教外典・偽典、アレクサンドリアのフィロン、使徒教父文書

注 解
序文(汽茱1:1–4) 
第吃堯吻汽茱1:5–2:27)
1.神は光(汽茱1:5–10)
   トピック#1 「真理」アレテイアavlh,qeia
   トピック#2 「罪」ハマルティアa`marti,a
2.弁護者(パラクレートス)キリスト(汽茱2:1–6) 
   トピック#3 「弁護者(パラクレートス)」para,klhtoj
   トピック#4 「世」コスモスko,smoj
   トピック#5 「留まる」 me,nw, 「〜のうちにある」 eivmi. evn, 「持つ」 e;cw
3.新しい掟(汽茱2:7–11)
4.幼子たちよ、子どもたちよ(汽茱2:12–17)
5.キリストと反キリスト(汽茱2:18–27)
   トピック#6 「反キリスト」アンティクリストスavnti,cristoj
   トピック#7 「油・塗油」クリスマcri/sma
   補遺1 汽茱魯佑痢幀泙ぁ廛劵薀好皀i`lasmo,j
   補遺2 第二神殿時代における「悪」の理解
   補遺3 「油(クリスマ)」と「秘跡(サクラメント)」
       ――「聖香油」と「塗油」

第局堯吻汽茱2:28–3:24)
1.神の子たちと悪魔の子たち――「罪」と「罪のなさ」
(汽茱2:28–3:10)
   トピック#8 「確信」パレーシアparrhsi,a
   トピック#9 「無法」アノミアavnomi,a
   トピック#10 「罪」と「罪のなさ」について
2.互いに愛し合うこと(汽茱3:11–18)
   トピック#11 カイン伝承
3.神の御前でのわたしたちの心(汽茱3:19–24)

第敬堯吻汽茱4:1–5:12)
1.真理の霊と惑わしの霊(汽茱4:1–6)
   トピック#12 「キリスト論的告白」箇所の一覧
2.愛の賛歌(汽茱4:7–10)
3.神の愛の全う、愛を実現する共同体(汽茱4:11–16a)
4.神は愛(汽茱4:16b–21)
   補遺 ヨハネ文書における「愛」
5.世に打ち勝った勝利、イエスへの信仰(汽茱5:1–5)
   トピック#13 「神から生まれた」・「神の子たち」・「神から」
6.神の証し、霊と水と血(汽茱5:6–12)
   補遺 二つのアイオーン観を背景とした「永遠の生命」

エピローグ(汽茱5:13–21)
1.永遠の生命(汽茱5:13–17)
2.真実の神(汽茱5:18–21)

第2ヨハネ書簡

緒 論
機ッ者問題
供ゥ謄ストの構造・構成
掘キ気よび競茱魯佑砲ける定型句表現の共通性について
検ゼ紘意図

注 解
1.初めの挨拶(競茱1–3)
   トピック#14 監督 (evpi,skopoj)、長老 (presbu,teroj)、奉仕者 (dia,konoj)
   ―キリスト者共同体の組織とその発展
2.愛の掟(競茱4–6)
3.惑わす者たちに対して(競茱7–11)
4.終わりの挨拶(競茱12–13)
   トピック#15 「紙とインクで」―古代地中海世界の筆記媒体

第3ヨハネ書簡

緒 論
機ッ者問題
供ゥ謄ストの構造・構成
掘ゼ紘意図

注 解
1.初めの挨拶(轡茱1–4)
2.おもてなし(轡茱5–8)
   トピック#16 「教会」エクレシアevkklhsi,a
   トピック#17 古代地中海世界における「おもてなし」
3.悪ではなく、善に倣う(轡茱9–12)
   トピック#18 非報復の思想
4.終わりの挨拶(轡茱13–15)

あとがき

謝 辞

参考文献

コラム
意図的な「神」と「キリスト」の曖昧さ――「彼」(auvto,j)の用法
キリスト告白者の「集団的帰属意識」――「アイデンティティ」
「仮現論・仮現主義」、「単性論」、「分離キリスト論」
「グノーシス主義」・「グノーシス」
汽茱魯佑砲ける接続詞o[tiの用法
ユダヤ教における 「贖罪」(贖い)の用語
「清い」、「浄い」、「聖なる」
ナグ・ハマディ文書における「種」
「サタン」、「悪魔」、「悪しき者」
「心」・「命」・「理解力」など
「霊」プネウマ
ヨハネ書簡におけるイエスとその称号――「神の名」
「コンマ・ヨハンネウム」(Comma Johanneum「ヨハネ節」)
「任意団体」Collegia
地中海世界のキリスト者の広がり
洗足式の伝統


著者プロフィール


三浦 望 (ミウラ ノゾミ) (著/文)

東京都出身。聖心会会員。
上智大学外国語学部卒。東京大学大学院総合文化研究科博士後期課程修了(博士号取得)。Boston College, School of Theology and Ministry にてS.T.L.(神学教授資格)取得。聖心女子大学文学部哲学科准教授を経て、現在Boston College研究員(research fellow)。日本新約学会(理事)、日本聖書学研究所、Society of Biblical Literature、Catholic Biblical Association 会員。

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