著者:乗浩子 発売日:2019/03/20 ページ数:272頁 判型:新書判 ISBN:978-4-582-85907-2 出版社:平凡社 2013年、第266代ローマ教皇となったフランシスコはアルゼンチン育ち。この南半球からの最初の教皇はいま、世界の注目と敬意を集めている。なぜ、こうした教皇が生まれたのか。カトリック大陸ラテンアメリカにおける宗教の役割から、フランシスコの経歴、バチカンの状況等々、その背景をおさえ、この教皇が現在果たそうとしている課題や実績を明らかにする。 目次 はじめに 序章 宗教の復権 1. 近代化と宗教──ウェーバーの逆説 2. 教会と民主化──ハンチントンとカサノヴァの説2 3. カトリシズムと現代 第一章 カトリック大陸、ラテンアメリカ 1. ラテンアメリカ初の教皇の誕生 2. カトリシズムによる征服と植民 3. 独立と教会 4. 現代の国家と教会 第二章 教皇フランシスコへの道 1. イタリア移民の息子ホルヘ・マリオ・ベルゴリオ 2. イエズス会士時代──入会から管区長へ 3. 「汚い戦争」の拡大と教会 4. スラムに通う大司教2 5. 二〇一三年教皇選挙 第三章 バチカンの動向 1. ローマ教皇庁とバチカン市国 2. 近代化への抵抗 3. ヨハネ二三世とカトリック世界の現代化 4. パウロ六世の南北問題への関心 5. 冷戦終焉の立役者、ヨハネ・パウロ二世 6. 「正統主義の番人」ベネディクト一六世 第四章 アフリカとアジアでふえるキリスト教徒 1. 信徒の趨勢 2. アフリカ──独立教会の展開 3. アジア──多様な宗教世界 第五章 民主化を促した教会──冷戦体制崩壊へ 1. ラテンアメリカの解放の神学 2. 軍政の人権侵害と戦った南米の教会 3. 中米の内戦と教会 4. 南欧・アジア・アフリカ・東欧の民主化と教会 第六章 プロテスタントの拡大とカトリックの対応 1. 福音派とペンテコステ派の隆盛 2. カトリック・カリスマ派の台頭 3. 宗教的多元化のゆくえ 第七章 教皇フランシスコの課題と実績 1. バチカン改革 2. モラルをめぐって 3. エキュメニズム──宗派間・宗教間対話 4. キューバと中国──共産主義国との関係 終章 回勅『ラウダート・シ──ともに暮らす家を大切に』 ──環境・人権・平和 あとがき 教皇フランシスコ 南の世界から 型番 9784582859072 ポイント 50pt 販売価格 1,012円 購入数 shopping_cartカートに入れる mail_outline この商品についてお問い合わせ ツイート error_outline 特定商取引法に基づく表記 (返品など) share この商品を友達に教える undo 買い物を続ける forum レビューを見る(0件) rate_review レビューを投稿