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著者:大橋幸泰

発売日:2019/03/13

ページ数:264頁

判型:文庫判

ISBN:978-4-06-515030-6

出版社:講談社



近世の「宗教弾圧」を検証し、「隠れ切支丹」の通説を覆す。本当の悲劇は、近代の解放後に起こった。





目次



序章 キリシタンを見る視座

第一章 「伴天連門徒」から「切支丹」へ

  1 キリシタンの登場と近世日本の統一権力

  2 「伴天連門徒」という認識

  3 島原天草一揆の性格

  4 宗門改制度の成立

  5 踏絵の二面性

第二章 「異宗」「異法」「切支丹」

  1 異端的宗教活動への規制

  2 浦上崩れと天草崩れ

  3 異端的宗教活動という枠組み

第三章 島原天草一揆と「切支丹」の記憶

  1 近世社会における”異端”イメージの貧困化

  2 「切支丹」イメージの貧困化

  3 近世人のキリシタン知識

第四章 異端的宗教活動から「切支丹」への転回

  1 「切支丹」の登場

  2 「切支丹」たちの人生

  3 京坂「切支丹」一件の位置

第五章 信仰共同体と生活共同体

  1 潜伏キリシタンの信仰共同体

  2 潜伏キリシタンの生活共同体-天草の場合

  3 潜伏キリシタンの生活共同体-浦上の場合

  4 属性の重層性

第六章 重層する属性と秩序意識

  1 キリシタン禁制と「任政」

  2 信仰隠匿から信仰表明への転回

  3 村社会における宗教的確執

  4 キリスト教は解禁されたか

終章 宗教は解放されたか?



あとがき

学術文庫版あとがき

参考文献

索引

潜伏キリシタン
江戸時代の禁教政策と民衆

型番 9784065150306
ポイント 57pt
販売価格 1,155円
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