筒井 砂ツツイスナ(著/文)片岡瑠美子カタオカルミコ(監修) 発行:女子パウロ会 B6判 縦182mm 横128mm 128ページ 867年長崎の浦上村で、仏式の埋葬を拒否して檀那寺との関係を断つ申し立てを機に始まった、キリシタンへの近代の迫害。明治の新政府下でも迫害は続き、浦上の総村民三千人以上が22の地へ流配された。いわゆる「浦上四番崩れ」である。 流配地の一つ、島根の津和野の乙女峠には、苛酷な拷問にも屈せず、信仰を守って命をささげた信徒たちがいた。 本書では、日本のキリスト教会宣教の歴史概説も加え、流配に至る、宗教・外交を含めた政治的背景や要因も解説。 津和野での状況(人数、移送の経緯、収容施設、労作業、衣食、処遇、政府の指示、教会からの励まし等)や、死に至るまでの具体的な信仰の証しを特筆する。 なぜ、津和野だけを取り扱うのか(P.9〜 潜伏時代のキリシタン(P.19〜 キリシタン時代のはじまり/キリシタン潜伏時代へ 潜伏キリシタンの信仰生活 「洗礼」の伝承/「こんちりさん」の教え/「殉教」の精神 信徒発見から津和野への旅立ちまで(P.43〜 信徒発見/浦上四番崩れ/流配と流配地津和野での状況 37人各自の死のいきさつ(P.81〜 「証し人」たちの横顔/「証し人」たちの真実の姿 帰郷とその後(P.115〜126) 帰郷実現の実情/「証し人」に対する声望 ―結びにかえて― 著者プロフィール 筒井 砂 (ツツイスナ) (著/文) 元上智大学職員。 カトリック広島教区列聖委員会委員。 〔訳書〕ヴァリニャーノ『日本イエズス会士礼法指針』、 トルチヴィア『ジョヴァンニ・バッティスタ・シドティ』(いずれも共訳)。 片岡瑠美子 (カタオカルミコ) (監修) 純心聖母会会員。長崎純心大学長。 学位:教会史学博士(グレゴリアナ大学)。 専攻:カトリック教会史、特に日本教会史(キリシタン史)。 著書:『キリシタン時代の女子修道会―みやこの比丘尼たち』、『日本司教ルイス・セルケイラの生涯と司牧 1598-1614』他。 津和野 乙女峠 37人の「証し人」 型番 9784789608367【N】 ポイント 49pt 販売価格 990円 購入数 shopping_cartカートに入れる mail_outline この商品についてお問い合わせ ツイート error_outline 特定商取引法に基づく表記 (返品など) share この商品を友達に教える undo 買い物を続ける forum レビューを見る(0件) rate_review レビューを投稿