著者:松本佐保 発売日:2019/04/05 ページ数:336頁 判型:A5判 ISBN:978-4-434-26489-4 発売元:千倉書房 目次 主要用語略語一覧 本書で言及する教皇の回勅一覧 序章 バチカンと国際政治 1 はじめに 2 国際政治のアクターとして 3 「カトリック」は前近代的なのか 4 連盟・国連との関わりとその出発点 5 特異なバチカン外交 第1章 第一次世界大戦前夜から戦間期まで-国際的中立宣言と大戦への関与 1 国際連盟設立以前の国際関与 2 ハーグ平和条約から常設仲裁裁判所設立へ 3 「平和の方程式」の提示 4 戦況の複雑化と終戦 5 国際赤十字との協力関係 6 委任統治制度との対峙 7 セーブル条約からローザンヌ条約へ 第2章 戦間期から国連設立まで-バチカンの主権回復と国際関係 1 キリスト教民主主義政党の誕生 2 ラテラノ条約締結 3 連盟の機能不全とバチカンの終戦工作 4 国際連合設立との関わり 第3章 バチカンと国際労働機関 1 現存する国際労働機関 2 カトリック福祉団体の関与 3 バチカンとILOの具体的な関係 4 第二バチカン公会議の準備とILO 5 バチカンの公連加盟と回勅「ガウディウム」 6 ジョブリン神父とカトリック社会運動 7 カトリック団体を通じたネットワーク 8 教皇パウロ6世のILO訪問をめぐって 9 米国のILO脱退問題 10 パウロ六世の死去とILOへの遺産 11 ILOとアグリ・ミッション 第4章 バチカンと世界プロテスタント教会協議会 1 バチカンと諸キリスト教団体 2 国連加盟をめぐる論争-「聖座」の国際法上の位置づけ 3 エキュメニカル活動の「政治的」な意義 4 バチカンと正教会、プロテスタント教会 5 コイノニアによる紛争解決とグローバル・ガバナンス 6 北朝鮮問題-コイノニア活動として 7 非WCCメンバーの諸勢力-クエーカー、NGOなど 8 クエーカーとバチカンの協力-イラン米国大使館問題をめぐって 9 「現代化する」バチカンの意味 第5章 バチカンのリアリズム外交-欧州安全保障政策との関係 1 冷戦とデタントの狭間で 2 イデオロギーのジレンマ 3 ヘルシンキ会談-CSCEへの貢献 4 解放の神学とバチカン 5 グローバル・サウス問題への関わり 第6章 冷戦終結-ヨハネ・パウロ二世と欧州の安全保障協力 1 ポーランド人教皇の誕生 2 初めての母国訪問-「奇跡の九日間」と狙撃事件 3 カサロリ枢機卿と東方政策の軌跡 4 冷戦の終結と外交関係の回復 5 ヨハネ・パウロ二世とILO 6 国連レバノン駐留軍への関与 7 核兵器問題および国際原子力機関とバチカン 8 冷戦終結後の活動-ユーゴスラビア内戦 9 変化するバチカンの役割-回勅「レールム」一〇〇周年と国連 10 「九・一一」への対応-宗教戦争回避の呼びかけ 第7章 教皇フランシスコの闘い 1 保守派から改革派へ-ベネディクト一六世の去就 2 教皇フランシスコ-神の代理人の正体 3 キリスト教民主主義と欧州連合 4 米国とラテン・アメリカの仲介 5 マルタ騎士団との対立-女性の立場をめぐって 6 地球環境問題への挑戦-回勅「ラウダート・シ」の意義 7 国連創設七〇年目のスピーチ 8 「ラウダート・シ」から三年を経て 終章 バチカンと国際機関・組織-宗教と国際政治研究の意義 注 参考文献 あとがき 主要人名索引 主要事項索引 バチカンと国際政治 宗教と国際機構の交錯 型番 9784805111444 ポイント 247pt 販売価格 4,950円 購入数 shopping_cartカートに入れる mail_outline この商品についてお問い合わせ ツイート error_outline 特定商取引法に基づく表記 (返品など) share この商品を友達に教える undo 買い物を続ける forum レビューを見る(0件) rate_review レビューを投稿