著者:高階秀爾 発売日:2018/11/15 ページ数:189頁 判型:新書判 並製 ISBN:978-4-569-82712-4 出版社:PHP研究所 目次 序章 キリスト教と西洋美術の関係 文化に溶け込んだマリア信仰 実は聖書に具体的な記述はない 第一章 《受胎告知》とは? わずか数分の出来事を一枚の絵に収める 天使の世界には九つの階級がある 告知された日は、「三月二十五日」に 「マリアは神か人間か」エフェソス公会議で決着 親しみやすく民衆を癒やしたマリア信仰 文字が読めない人のために絵画で解説 場面は「室内」「屋外」の二パターン 多くの画家がこのテーマを手がけた理由 工房制度だったから作品を量産できた 百合はかつて特別な花だった その時、マリアは何をしていたのか 第二章 なぜマリア信仰が盛んだったのか ロマネスクとは「ローマ風の」様式 ペストが流行したゴシック時代から優しいマリアに 上へ上へ向かうのがゴシック建築の特徴 教会内で飾られる位置は決まっている-ジオットの《受胎告知》 百合の代わりにオリーブも-シモーネ・マルティーニの《受胎告知》 第三章 ルネサンスの写実的な表現と細密描写 富豪たちが積極的に寄進した理由とは ルネサンスに先行したフランドル美術-ヤン・ファン・エイクとロベルト・カンピン 油彩画が主流になって遠近法が発展する ルネサンス時代になって人間らしく描かれた 大天使はどこでお告げをした? プロテスタントの教会に《受胎告知》図はない 閉ざされた庭は処女性の象徴-フラ・アンジェリコの《受胎告知》 動と静の対比表現でみせるヴェネツィア派-ボッティチェリの《受胎告知》 君主のように掌を立てて歓迎の意を示す-ダ・ヴィンチの《受胎告知》 第四章 マニエリスム-特異な表現様式と宗教戦争 「マニエリスム」は新しく生まれた様式 カトリックの戦略的な宗教普及 宗派の対立と偶像破壊 設定を夜にして神秘的でドラマチックに-エル・グレコの《受胎告知》 再評価されたグレコの《受胎告知》図 第五章 バロック-そして近現代における《受胎告知》 歪んだ真珠(バロック)は美しいか 宗教の超越性をあらためて強調 バロックでは生々しく表現-カラヴァッジョ、ルーベンスの《受胎告知》 恍惚とした表情と異例のポーズ-プッサンの《受胎告知》 バロック以降、そして近代の《受胎告知》 科学の発達が与えた影響 描かれなくなった現代でも有名なテーマ あとがき 《受胎告知》絵画でみるマリア信仰 型番 9784569827124 ポイント 50pt 販売価格 1,012円 購入数 shopping_cartカートに入れる mail_outline この商品についてお問い合わせ ツイート error_outline 特定商取引法に基づく表記 (返品など) share この商品を友達に教える undo 買い物を続ける forum レビューを見る(0件) rate_review レビューを投稿