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著者:朝岡勝

発売日:2018/10/20

ページ数:80頁

判型:四六判

ISBN:978-4-264-03967-9

出版社:いのちのことば社



「改憲」についてキリスト者の立場から何を考えればいいのか。自民党改憲草案と現行憲法を比較しつつ、この国が今どこに向かって行こうとしているのかを考える。私立の教師たちを前に語った講演をまとめたもの。



「カイロスブックス」刊行のことば

ギリシア語の「カイロス」は、「時」と訳される言葉です。それは、単なる「時間」を指しているので
はなく、「決定的な時」、待ち望んでいた「その時」を意味します。特に、新約聖書における「カイロ
ス」とは、「神が目的のうちに定められた時」を意味する重要な言葉として使われています。「カイロスブックス」は、この日本で、今の「時」を生きるキリスト者として、教会、社会、生活、教育、福祉の現場で起こっている現実を、キリスト教的な世界観・歴史観の視点から問い続けるという目的のもとに刊行されたシリーズです。

環境問題、格差、分断、対立など、私たちを取り巻く状況は、ますます終末の様相を呈してきています。どこに突き進んでいくのか混迷を深めるこの時代にあって、真の光であるキリストを掲げる教会として現代の問題に光をあて、「教会のこと」「社会のこと」ではなく、自らの生活に、教会に、そして生き方までに深く関わってくることとして捉えたいと思っています。キリスト者と社会をつなぐものとして、さらに教会内で考える題材として、このシリーズが用いられることを、願ってやみません。

 「カイロス」には、「応答すべき時」という意味もあります。今の「時」に生きる者として、沈黙では
なく、この「カイロス」に応答すべき者でありますようにとの祈りを込め、この「カイロスブックス」
を刊行いたします。



目次



   はじめに

一章 聖書が目指す世界

二章 日本国憲法が希求する世界

三章 自民党改憲草案の問題点

四章 自由といのちが脅かされる時代に

五章 いのちと自由と平和のために

   あとがき

剣を鋤に、槍を鎌に
キリスト者として憲法を考える
29015

型番 9784264039679
ポイント 49pt
販売価格 990円
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