第二バチカン公会議より始まったエキュメニカル運動により、世界各国にてカトリック教会とプロテスタント諸教会による聖書の共同訳が行われるようになりました。日本においても、共同訳・新共同訳がありますが、1976年に初めて完成したフランス語の聖書は、エルサレム聖書を生み出したフランス聖書学の最高峰を誇るエコール・ビブリクをはじめとするカトリックの聖書学者とプロテスタント教会の最高傑作と言われ、その後の共同訳の模範となりました。本書は、2010年に発行されました改訂版です。