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【出版社】新潮社
【著 者】森本あんり
【発行日】2020年12月
【判 型】四六判変型
【頁 数】298頁

「わたしはあなたの意見に反対だが、あなたがそれを主張する権利は命をかけて守る」――こんなユートピア的な寛容社会は本当に実現可能なのか。不寛容がまかり通る植民地時代のアメリカで、異なる価値観を持つ人びとが暮らす多様性社会を築いた偏屈なピューリタンの苦闘から、その「キレイごとぬきの政治倫理」を読み解く。

プロローグ
第一章 虚像と実像のピューリタン
1.なぜアメリカ史か
2.大きな歴史的皮肉
3.二重の建設
4.契約という発想

第二章 中世の寛容論
1.寛容は善か
2.異教徒への寛容
3.金融業の善と悪
4.売春の寛容
5.中世からニューイングランドへ

第三章 異議申し立ての伝統
1.ロジャー・ウィリアムズという挑戦
2.「奇妙な主張」
3.特許状と宣誓への異議
4.真冬の逃避行
5.ヨーロッパ人とアメリカ人

第四章 政権当局とのせめぎ合い
1.神学者ジョン・コトン
2.「血まみれの教え」
3.先住民の権利を擁護する
4.寛容の基準
5.寛容論開花の前提条件

第五章 誤れる良心と愚行権
1.寛容の真価が問われるところ
2.良心と良知の伝統
3.ピューリタンの良心論
4.自分の良心に反して
5.良心論と責任倫理

第六章 建設者の苦悩
1.批判から形成へ
2.新植民地の内憂外患
3.女性たちへの手紙
4.試される良心の自由
5.「誤れる良心」から「偽れる良心」へ

第七章 異形者の偉業
1.変遷するウィリアムズ評価
2.国民的記憶の創成
3.繊細な良心の寛容
4.最低限の礼節としての寛容

エピローグ
あとがき


著者紹介/森本あんり
1956年、神奈川県生まれ。国際基督教大学(ICU)人文科学科教授。国際基督教大学人文科学科卒。東京神学大学大学院を経て、プリンストン神学大学院博士課程修了。プリンストンやバークレーで客員教授を務める。専攻は神学・宗教学。著書に『アメリカ的理念の身体』(創文社)、『反知性主義』(新潮選書)、『宗教国家アメリカのふしぎな論理』(NHK出版新書)、『異端の時代』(岩波新書)、『キリスト教でたどるアメリカ史』(角川ソフィア文庫)など。

不寛容論―
アメリカが生んだ「共存」の哲学

型番 9784106038600
ポイント 176pt
販売価格 1,760円
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